楽天モバイルで電話番号を変えたいと思ったとき、まずmy楽天モバイルの設定画面を探した方は多いのではないでしょうか。実は、どれだけ探しても出てきません。契約後に電話番号だけを変更する機能は、楽天モバイルには存在しないからです。
迷惑電話が毎日のようにかかってくる、人間関係をリセットしたい、プライベート番号をビジネス用途と分けたい、語呂合わせが気に入らない。理由はそれぞれ違っても「いまの番号を変えたい」という悩みは共通しています。
選択肢は大きく三つあります。一度解約して新しい番号で再契約する方法、現在の契約はそのままで2回線目を追加して新しい番号を持つ方法、そして新規申し込み時だけ使える選べる電話番号サービスを利用する方法です。
また、迷惑電話が原因なら解約しなくても対処できるサービスもあります。
注意したいのは、2025年4月に短期解約のルールが改定され、解約タイミングを誤るとキャンペーンポイントを取りこぼしたり、余計な手数料が発生したりすることです。eSIMやデュアルSIMの活用方法も含めて、この記事で一通り整理します。
- 楽天モバイルで電話番号を変えられない理由と仕組み
- 解約・再契約で番号を変える際の2025年の新ルールと最適なタイミング
- 2回線目追加や選べる電話番号サービスの仕様と費用
- 迷惑電話など解約せずに悩みを解決するサービス
楽天モバイルで電話番号を変えたいときの選択肢
まずは「なぜ変えられないのか」という仕組みを理解してから、自分に合った解決策を選びましょう。
契約後に番号だけを変更する機能はない
楽天モバイルに限らず、国内の通信キャリア全般において、契約中の電話番号だけを後から変更する機能は提供されていません。電話番号は、契約者の本人確認書類・支払い情報・利用履歴と不可分に紐づいたIDとして管理されているためです。
もし途中から番号を変えられる仕組みにしてしまうと、利用履歴を隠したり不正なアカウントを量産したりする手口に悪用されるリスクが高くなります。セキュリティとコンプライアンスの観点から、電話番号の事後変更は通信事業者全体の共通ルールとなっています。
「my楽天モバイル」の契約者情報にある「連絡先電話番号」は、楽天モバイル側からの連絡を受け取るための登録情報です。回線に割り当てられた電話番号(通話に使う番号)とは別物で、こちらはコミュニケーションセンターへの問い合わせで変更できます。
状況に合った3つの解決策
電話番号を変えたい理由によって、最適な対処法は変わります。下の表を参考に、自分の状況に近いものを選んでみてください。
| 方法 | こんな人に向いている | 主な費用 |
|---|---|---|
| 解約して再契約 | 完全に番号を変えたい、現在の番号は不要 | 短期解約で手数料あり(後述) |
| 2回線目を追加 | 現在の番号も残しつつ、新しい番号も持ちたい | 4回線目まで事務手数料0円 |
| 迷惑電話対策(Whoscall) | 迷惑電話を止めたいだけで、番号は変えなくていい | 月額330円(税込) |
方法①:解約して新しい番号で再契約する
完全に番号を切り替えたい場合は、現在の回線を解約し、新しい番号で再契約するのが正規の手順です。ただし、2025年4月に解約ルールが改定されているため、手順と費用をしっかり確認してから動くことが大切です。
2025年改定の短期解約ルールと費用
2025年4月1日以降に新規または乗り換えで申し込んだ回線については、プランの開通(利用開始)から1年以内に解約した場合、解約事務手数料が発生するようになりました(執筆時点の情報。金額など詳細は楽天モバイル公式サイトでご確認ください)。
一方、2025年4月1日より前から継続して楽天モバイルを利用している方は、旧ルールが引き続き適用されます。1年以内の解約でも解約違約金は発生しません。
キャンペーンポイントだけを目的にしてすぐ解約するような使い方はペナルティ扱いとなるリスクがあります。将来的に楽天モバイルへの再契約審査に通らなくなる可能性があるため注意が必要です。
キャンペーンポイントを逃さない最適な解約タイミング
楽天モバイルでは申し込み時にキャンペーンポイントが付与されることがありますが、ポイントは申し込み直後に一括で付与されるわけではありません。開通の翌々月以降に数回に分割して段階的に付与される設計になっています。
そのため、全額のポイント付与が完了する前に解約してしまうと、受け取っていない分は失効します。ポイントを取りこぼさないためには、付与スケジュールを確認してから解約タイミングを計画しましょう。
- ポイント付与スケジュールは「my楽天モバイル」のキャンペーンページで確認できる
- 全ポイントの付与が終わった後に解約するのが基本
- 1年以内の解約手数料を避けるためだけに13ヶ月以上待つのは、月額費用の累計が上回る場合があるため必ずしも得とは限らない
- 「契約書生成日」はmy楽天モバイルの契約情報から確認できる
自分の契約がいつ始まったか分からない場合は、「my楽天モバイル」→「契約情報」内に記載されている契約書生成日を起点に計算してみてください。
新番号の取得手順とeSIM・物理SIMの違い
解約後に新規で楽天モバイルを申し込む際には、eSIMか物理SIMかを選ぶことになります。どちらを選ぶかによって、開通にかかる時間と将来のコストが変わります。
| 比較項目 | eSIM | 物理SIM |
|---|---|---|
| 開通までの時間 | 最短3分〜当日(オンライン完結) | 郵送で2〜3日 |
| 再発行手数料 | 0円 | 3,300円(税込) |
| 機種変更の手間 | プロファイルの再ダウンロードが必要 | SIMを差し替えるだけ |
新しい番号をできるだけ早く使いたいなら、eSIMが断然おすすめです。オンラインで申し込みが完了し、本人確認審査が通れば最短3分で開通できます。「my楽天モバイル」アプリからQRコードを読み取るだけで使い始められます(Wi-Fi接続が必要)。
将来の機種変更時に物理SIMを再発行するとなると3,300円かかります。eSIMにしておけば再発行は無料なので、長い目で見るとeSIMの方がコストを抑えやすいです。
楽天モバイルの新規契約時に発生する事務手数料とSIM発行手数料は0円です。初期費用を気にせず新しい番号を取り直しやすい点は、楽天モバイルのメリットのひとつかなと思います。料金プランや最新キャンペーンは変わることがありますので、予約前に楽天モバイル公式サイトで最新情報をご確認ください。
最新の申し込み手順や、どのキャンペーンが今使えるかは公式サイトで確認するのがいちばん確実です。
>>楽天モバイル公式サイトで申し込みの流れを見る
方法②:2回線目を追加して新しい番号を持つ
現在の番号も手元に残しつつ新しい番号を持ちたい場合は、2回線目の追加が現実的な解決策です。解約・再契約に比べてリスクが低く、通信の断絶期間もありません。
4回線目まで追加手数料は無料
楽天モバイルは、同一名義で最大10回線までの契約が可能です。しかも、1〜4回線目は契約事務手数料とSIM発行手数料がどちらも0円になっています(執筆時点の情報)。
5回線目以降は1回線追加するごとに3,850円(税込)の手数料がかかります。この回線数は「累計」でカウントされ、過去に解約した回線(2020年4月8日以降の解約分)も含まれる点に注意してください。
初めての方は「1回線目」から数えます。すでに1回線お持ちの場合、追加する回線は「2回線目」なので手数料は0円です。累計(過去に解約した回線も含む)で5回線目になった時点から手数料が発生します。
現在1回線しか持っていない方なら、最大3回線分を無料で追加できます。電話番号を変えたいという目的のためだけでなく、家族用の回線追加や、仕事用とプライベート用の番号を分けたい方にも使えます。
デュアルSIMや2台持ちでの使い分け方
2回線目を追加した後の使い方は大きく二つあります。
- デュアルSIM運用:eSIMと物理SIMを1台のスマートフォンに設定して使い分ける。電話をかけるときに番号を選べるようになる。
- 2台持ち:スマートフォンを2台それぞれに回線を入れて使う。プライベートと仕事で端末ごと分けたい方に向いている。
この方法の最大のメリットは、現在の番号を残したまま新しい番号を使い始められることです。知人や登録済みサービスへの連絡を焦らず段階的に移行できるため、解約・再契約で一気に番号を変えるより現実的に運用できる場合が多いです。
新しい番号をメインとして周囲への通知を進めながら、古い番号はサブ回線として受信専用にしておく、という使い方が一般的です。ある程度移行が進んだタイミングで古い回線を解約すれば、スムーズに番号を切り替えられます。
好きな番号が選べる電話番号サービスとは
新規契約時に「せっかくなら好きな番号を選びたい」という方向けに、楽天モバイルでは「選べる電話番号サービス」を提供しています。
下4桁を指定できる有料オプション(1,100円)
このサービスは新規申し込み時のみ利用できるオプションで、好きな下4桁の数字を入力して条件に合う空き番号を検索・選択できます。誕生日、記念日、覚えやすい数字の並びなど、自分がこだわる番号を選べます。
料金は1回1,100円(税込)のオプション手数料のみで、その場での検索は回数無制限です。楽天モバイルのオンライン申し込みと実店舗の両方に対応しており、自宅から申し込んで番号を選べます(他社では店頭のみ対応というケースもあります)。
ランダムに提示された3つの候補がいずれも気に入らない場合は、画面上の「他の候補を見る」ボタン等から再検索することができます。それでも希望の番号が出ない場合は、少し時間を置いてから再度検索し直すと、異なる番号が候補として表示されることがあります。
選べない番号のパターンと注意点
「選べる電話番号サービス」にはいくつかの制限があります。事前に把握しておくとスムーズです。
- 上3桁(090・080・070)は指定できない:番号の先頭部分は通信事業者に割り当てられた帯域から自動で割り振られるため、ユーザーが指定することはできない
- 連続する番号(例:1234)やゾロ目(例:7777)は選択不可:システムの仕様上、特定の規則的な並びは候補として表示されない
- データ専用タイプのSIMには非対応:音声通話機能なしのデータ専用プランでは電話番号の選択自体が提供されていない
- 既存回線への後からの適用はできない:新規申し込み時のみのオプション。すでに開通している回線には使えない
解約せずに電話番号の悩みを解決する方法
電話番号を変えたい理由が迷惑電話対策なら、解約しなくても解決できる方法があります。また、解約後にキャリアメールのアドレスを維持したい場合の対処法もあわせてご紹介します。
迷惑電話対策オプションで番号を変えずに対処する
「毎日不動産の営業電話がかかってくる」「自動音声の詐欺電話がしつこい」。こういった悩みで番号変更を考えているなら、まず試してほしいのが迷惑電話・SMS対策 by Whoscallです。
月額330円(税込)で、知らない番号からの着信時に発信元(企業名や迷惑電話の可能性)を自動で表示し、リスクの高い番号は自動で着信拒否してくれるオプションです。怪しい電話に出てしまうストレスを減らせます。
解約・再契約には手続きの手間とリスクが伴います。番号を変えると連絡先の通知や各種登録の変更といったスイッチングコストもかかるので、月額330円のオプションで迷惑電話を抑えられるなら、まず検討する価値はあると思います。ただし、以下の点には注意してください。
このオプションはOS標準の電話アプリでの着信・SMSが対象で、Rakuten Linkアプリでの着信・SMSは検知の対象外です。提供内容や月額料金は変更される場合があるため、最新の内容は楽天モバイル公式サイトでご確認ください。
解約後もキャリアメールを維持する方法
楽天モバイルの回線を解約すると、合わせて「@rakumail.jp」などのキャリアメールアドレスも失われます。長年使ってきたメールアドレスを手放すのは、電話番号の変更と同じくらい手間のかかるスイッチングコストになります。
そこで活用できるのが楽メール持ち運びサービスです。月額330円(税込)のシステム利用料を支払うことで、楽天モバイルを解約した後や他社にMNPした後もメールアドレスをクラウド上で維持・利用し続けることができます。
- 持ち運び期間中はメールアドレスの文字列変更ができない。アドレスを変えたい場合は解約前に変更を済ませておくこと
- 回線解約後のメールアドレス維持が目的のサービスで、通話番号の維持とは別の話
- 申し込みは楽天モバイルの解約から31日以内に行う必要がある(過ぎるとメールは復旧不可)
楽天モバイルで電話番号を変えたいときのまとめ
楽天モバイルで電話番号を変えたい場合の主な選択肢と注意点を整理します。
- 契約後に電話番号だけを変更する機能は楽天モバイルに存在しない
- 番号を変えるには解約して再契約するか、2回線目を追加するのが主な方法
- 2025年4月以降の新規契約は1年以内の解約で手数料が発生する場合がある(公式で確認を)
- キャンペーンポイントは分割付与のため、付与完了後に解約するのがポイント取りこぼし防止の基本
- eSIMを選べば申し込みから最短3分で開通、再発行も無料(執筆時点)
- 2回線目追加なら4回線目まで手数料0円、現在の番号も残したまま新しい番号を持てる
- 迷惑電話が目的なら月額330円のWhoscallオプションを先に試す手もある
解約・再契約か2回線目の追加か、選び方は現在の状況と目的次第です。
eSIMを選べば手続きはオンラインで完結し、その日から新しい番号を使い始めることができます。迷惑電話が根本の悩みなら、月額330円のWhoscallオプションで対処できる場合もあり、解約・再契約より手軽に試せます。
使い方によっては他社のプランの方が合う場合もありますが、初期費用不要・eSIMで即日開通できる手軽さは楽天モバイルの強みのひとつかなと思います。
料金プランやキャンペーンの内容は変わることがありますので、最終的な判断の前に楽天モバイル公式サイトで最新情報をご確認ください。
新しい番号への切り替えを考えているなら
ここまで見てきたように、楽天モバイルで電話番号を変えるには解約して再契約するか、2回線目を無料で追加するかが主な選択肢です。eSIMを選べば申し込みから最短3分で新しい番号を使い始められます(執筆時点の情報)。
どのキャンペーンが今動いているか、選べる電話番号の空き状況がどうなっているかは時期によって変わります。実際の申し込み画面で手続きの流れを一度見ておくと、解約タイミングや2回線目追加のタイミングを決めやすくなりますよ。
- 最新の料金プランとデータ容量の詳細
- 実施中のキャンペーンや特典の内容と適用条件
- 対応エリアやMNP(乗り換え)の申し込みの流れ
自分に使えるキャンペーンが今あるかどうか、選べる番号の空き状況はどうか――そこだけ確認できれば、あとはゆっくり判断できます。
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