LINEMOから楽天モバイルへ乗り換えると安くなる?手数料と損しない開通日

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LINEMOから楽天モバイルへ乗り換えると安くなる?手数料と損しない開通日

LINEMOから楽天モバイルへ乗り換えて安くなるかは、毎月使うデータ量と通話の有無で変わります。

月10GBを超えて20GBまで使う人なら、楽天モバイルのほうが月792円、1年で9,504円安くなります。一方、月3GB以下で通話をほとんどしない人は、LINEMOのほうが月88円安いままです。20GBを超えて30GB以内に収まる人も、LINEMOが月308円安くなります。

もうひとつ確認したいのが、LINEMOを契約した時期です。2026年7月1日以降に加入し、利用開始から12カ月以内に乗り換えると、990円または1,100円の契約解除料がかかります。それ以前から使っている人は、加入した月に解約する場合を除いて0円です。

この記事では、月に100GB以上を楽天モバイルで使っている私が、データ量や通話の使い方ごとに両社の料金を比較します。乗り換えにかかる手数料、損を抑えやすい開通日、MNPワンストップの手順まで順に見ていきます。

料金だけでなく乗り換え自体の向き不向きも気になる人は、楽天モバイルに乗り換えていいかは3問で決まるで先に確認しておくと判断が早まります。

この記事でわかること
  • 自分の使い方だとLINEMOと楽天モバイルのどちらが安いか
  • 乗り換えで実際にかかるお金の実額(手数料は0円ではない)
  • 月末に切り替えるべき理由と、間に合う時刻のライン
  • MNPワンストップの手順と、つまずきやすい9つのポイント
プロフィール(著者情報)
MNP図鑑 管理人 ハル

運営者:ハル

MNP図鑑 管理人/中学生と小学生の子を持つ父親

mineo、IIJmio、LINEモバイル、OCN モバイル ONEなど、格安SIMとポケットWiFiを合わせて10社以上を実際に契約してきました。乗り換えるたびに、申し込み画面で適用された条件、開通までにかかった日数、解約のときに請求されたものを記録しています。今のメイン回線は楽天モバイルで、自分の2回線に加えて両親・妹・子ども2人の申し込みにも立ち会いました。

管理人が実際に契約してきた楽天モバイル・IIJmio・mineo・LINEモバイル・DTI SIM・OCN モバイル ONE・モンスターモバイル・AIR WiFi・どこよりもWiFiのSIMカードとポケットWiFi

同じ楽天モバイルでも、どこから申し込んだかで受け取れるものが変わります。つまずくのはプラン選びより、申し込み方を外したときです。だからこのサイトでは、プランの中身と同じくらい「どう申し込むか」を扱っています。

料金や制度は楽天モバイル公式サイトのほか、総務省 携帯電話ポータルサイト、消費者庁、国民生活センターなどの一次情報で確認しています。紹介料の有無で評価を変えることはしません。

▶ 運営者情報(詳しいプロフィール)

目次

LINEMOから楽天モバイルに乗り換えて得する人・損する人【早見表】

LINEMOから楽天モバイルへの乗り換えは、全員にとって得になるわけではありません。データ量・家族割の有無・通話量の3つで結論が変わります。

まず自分がどこに当てはまるかを確認してください。金額はすべて税込・月額で、本記事執筆時点のものです。

まずは早見表:あなたの使い方だとどちらが安いか

あなたの状況結論根拠となる金額
月3GB以下・家族割なし・通話ほぼなしLINEMOに残るほうが安い楽天1,078円 vs LINEMO990円(月88円差)
月3GB以下・最強家族割が使える楽天モバイルが安い楽天968円 vs LINEMO990円(月22円差)
月3GB以下・通話が月に何度もある楽天モバイルが安い楽天1,078円 vs LINEMO1,540円(月462円差)
月10〜20GB使う楽天モバイルがはっきり安い楽天2,178円 vs LINEMO2,970円(月792円差)
月20〜30GBちょうど・通話しないLINEMOがやや安いLINEMO2,970円 vs 楽天3,278円(月308円差)
月30GB超・動画やテザリングを使う楽天モバイル一択LINEMOは30GB超で最大1Mbps/楽天は3,278円のまま無制限
通話が長く多い楽天モバイルが大きく安い楽天3,278円 vs LINEMO4,070円(月792円差)
ソフトバンク回線でないと繋がらない場所がある乗り換えない、またはデュアルSIM公式エリアマップで事前確認
2026年7月1日以降にLINEMOへ加入し、12カ月以内急がず時期を選ぶ契約解除料990円/1,100円

この表の数字がどこから出てきたのかは、次の章で1つずつ確認していきます。

楽天モバイルに移って良くなること

LINEMOから移って変わるのは、料金だけではありません。使い勝手の面で大きいのは次の4つです。

  • どれだけ使っても月3,278円で頭打ちになる(20GB超はギガ無制限)
  • Rakuten Linkアプリからの発信なら国内通話が無料。回数や時間の制限がない
  • 使わなかった月は自動的に3GBまでの料金に下がる(申請は不要)
  • LINEMOはオンライン専用だが、楽天モバイルには店舗があり対面で相談できる

3つ目は地味に効きます。LINEMOのベストプランは3GBを超えると自動的に2,090円の段階に上がりますが、楽天も同じ段階制です。違うのは天井の高さで、楽天は使い切っても3,278円で止まります。

ただしRakuten Linkは専用アプリからの発信が条件です。iPhoneの標準の電話アプリでかけると30秒22円がかかります。0180や0570などの他社接続サービス、188などの一部特番も対象外です。

LINEMOに残ったほうがいい人(5つのケース)

先に逆のケースを書きます。次のどれかに当てはまるなら、乗り換えを急ぐ必要はありません。使い方によっては、LINEMOのほうが合っている人がいます。

LINEMOに残る判断が合理的なケース
  • 月のデータが3GB以下で、家族に楽天モバイル契約者がおらず最強家族割が使えない
  • 生活圏がソフトバンク回線でないと繋がりにくい場所である
  • データを使い切ったあとも、LINEだけは速度を落とさず使いたい
  • 2026年7月1日以降にLINEMOへ加入していて、そこから12カ月以内。いま抜けると契約解除料がかかる
  • 月30GB前後ちょうどで、通話をほとんどしない

4つ目に当てはまる人は、12カ月を待ってから動くだけで990円または1,100円が浮きます。毎月の差額が88円なら、慌てて抜けると11カ月分の得が消える計算です。逆に2026年6月30日以前から使っている人は、この待ち時間は不要です。

電波エリアだけは申し込み前に必ず確認する

LINEMOはソフトバンクの回線をそのまま使っています。対応バンドもエリアもソフトバンクと同一で、これはLINEMO公式が明記しています。つまり今の電波状況はソフトバンクそのものです。

楽天モバイルは自社回線で、2024年6月からプラチナバンド(700MHz帯)の運用も始まっています。ただ、あなたの自宅や職場で繋がるかどうかは、カバー率の数字を見ても判断できません。

申し込む前に、楽天モバイル公式の通信エリアマップで「自宅・職場・通勤経路」の3点を実際に確認してください。ここを飛ばすと、乗り換えたあとで一番後悔します。

公式サイトには「1分でわかる!ご自宅の電波状況をチェック」という診断も用意されています。住所を入れるだけなので、記事を読み進める前に済ませてしまうのが早いです。

LINEギガフリーで失うもの・実は失わないもの

LINEMOの特徴であるLINEギガフリーは、楽天モバイルにはありません。ただ「LINEでギガが減るようになる」という説明は、実はあまり本質的ではありません。

楽天モバイルは20GB超がギガ無制限なので、LINEの通信量そのものは問題になりにくいからです。本当に失うのは、別のものです。

区分具体的な内容
乗り換えで失うものトーク・音声通話・ビデオ通話・LINE VOOM・LINEミーティングがデータ消費ゼロで使える扱い。そして速度制限がかかってもLINEだけは速度が落ちないという保険
もともと対象外(失わない)トークでの位置情報の共有、スタンプショップ、着せかえショップ、ニュース記事の詳細、LINEマンガなどのLINEファミリーサービス、他社サイトへの接続

実質的に失うのは、下の段ではなく上の段の「保険」のほうです。ただ楽天モバイルは無制限なので、その保険を使う場面自体が減ります。混雑時などに速度制御される場合はあります。

乗り換えずに両方持つ「デュアルSIM」という選択肢

電波が不安でLINEMOを手放しきれない人には、両方持つという出口があります。楽天モバイルも公式にデュアルSIMの活用を案内していて、iPhoneはXS以降が対応しています。

この組み合わせが成立するのは、楽天モバイルが段階制だからです。楽天側をあまり使わなかった月は自動的に3GBまでの1,078円に下がるので、サブ回線として持っても無駄が出にくいという理屈です。

ただしLINEMOを残す以上、LINEMOの基本料も払い続けます。月990円が上乗せされる点は正直に見ておいてください。2026年7月1日以降にLINEMOへ加入して12カ月以内の人なら、解約しないことで契約解除料を避けられるという実利もあります。

料金はいくら変わるのか(データ量・家族割・通話の3軸で比較)

LINEMOと楽天モバイルの月額料金をデータ使用量ごとに比較し、どちらがお得かを一覧でまとめた比較表
LINEMOと楽天モバイルの月額料金をデータ使用量ごとに比較し、どちらがお得かを一覧でまとめた比較表

ここからが本題です。「3GB以下ならLINEMOが88円安い」という説明はよく見かけますが、それは3つある軸のうち1つしか見ていません。

データ量に、家族割の有無と通話量を重ねると結論が変わります。以下の金額はすべて税込・月額で、本記事執筆時点のものです。

データ量別の月額比較(早見表)

月のデータ量LINEMOベストプランベストプランVRakuten最強プラン差額
〜3GB990円2,970円1,078円楽天が88円高い
3GB超〜10GB2,090円2,970円2,178円楽天が88円高い
10GB超〜20GB15GBまで最大300kbps/15GB超は最大128kbps2,970円2,178円楽天が792円安い
20GB超〜30GB最大128kbpsに制限2,970円3,278円楽天が308円高い
30GB超〜45GB最大128kbpsに制限最大1Mbpsに制限3,278円(無制限)比較対象なし
45GB超最大128kbpsに制限最大128kbpsに制限3,278円(無制限)比較対象なし

この表で目を引くのは10GB超〜20GBの行です。LINEMOのベストプランは10GBを超えると最大300kbps、15GBを超えると128kbpsまで落ちます。この帯域を普通に使うにはベストプランVが必要です。

つまり「毎月15GBくらい使いたい」という人は、LINEMOでは2,970円を払うことになります。楽天なら同じ使い方で2,178円です。月792円、1年で9,504円の差が出ます。

私は動画とゲーム、それにChatGPTのようなAIの利用で月100GB以上使っていて、iPadとPCもテザリングでつないでいます。この使い方だと、LINEMOのベストプランVでは30GBを超えた時点で最大1Mbpsになります。

楽天モバイルはそこが3,278円のまま無制限なので、テザリングを常用する人ほど差が開いていきます。逆に言えば、30GBを超えない人にとってこの無制限は意味を持ちません。

「3GB以下はLINEMOが88円安い」が22円お得に反転する条件

ここが最初の分岐点です。楽天モバイルには「最強家族割」があり、適用されると毎月110円引きになります。

この割引の対象は、同居家族に限りません。楽天モバイル公式は「家族だれでも」としていて、離れて住む親戚も対象に含まれます。グループを作成するか参加するだけで適用されます。

月のデータ量楽天(家族割あり)LINEMO結果
〜3GB968円990円楽天が22円安い
3GB超〜20GB2,068円2,090円(〜10GB)楽天が22円安い
20GB超(無制限)3,168円2,970円(V・30GBまで)楽天が198円高い

88円の損が、22円の得に反転します。金額としては小さいですが、判断が逆になるという意味では大きい差です。

家族に楽天モバイルの契約者が1人もいない場合、この割引は適用されません。「誰でも22円安くなる」わけではないので、自分に当てはまるかを先に確認してください。

通話を入れると結論が変わる(Rakuten Linkの効き方)

2つ目の軸が通話です。ここは差額の桁が変わるので、通話をする人は必ず見てください。

LINEMOベストプランの通話は従量制で30秒22円です。5分定額にするには「通話準定額」が月550円、無制限にするには「通話定額」が月1,650円かかります。

ベストプランVは5分以内の国内通話定額が標準で付いています。それを超えて無制限にするには「通話定額 for ベストプランV」が月1,100円です。

一方の楽天モバイルは、Rakuten Linkアプリからの発信であれば国内通話が無料です。回数も時間も制限がありません。この差を金額にすると次のようになります。

使い方LINEMO楽天モバイル差額
3GB+5分かけ放題990+550=1,540円1,078円楽天が462円安い
3GB+国内通話し放題990+1,650=2,640円1,078円楽天が1,562円安い
30GB+国内通話し放題2,970+1,100=4,070円3,278円楽天が792円安い

3GB以下でも、通話オプションを付けている人なら楽天のほうが月462円安くなります。データ量だけを見て「88円損する」と判断すると、この462円を取り逃がします。

LINEMOの通話オプションには、契約から7カ月目まで割引されるキャンペーンがあります(準定額0円、定額1,100円)。いま無料で使えている人は、8カ月目から満額になる点を計算に入れてください。

注意点として、楽天モバイルには「5分かけ放題」という区分がありません。OS標準の電話アプリ向けには「15分(標準)通話かけ放題」が月1,100円であるだけです。無料通話はRakuten Link経由が前提になります。

20〜30GBちょうどの人だけはLINEMOが308円安い

公平に書いておきます。月20GBを超えて30GBまでに収まり、通話もほとんどしない人は、LINEMOのベストプランVのほうが安いままです。

ベストプランVが2,970円、楽天は20GBを超えると3,278円の段階に上がるので、差は月308円。楽天のほうが高くなります。

ただしこの帯域は、上に外れると一気に立場が逆転します。30GBを超えるとベストプランVは最大1Mbps、45GB超で128kbpsに落ちるのに対し、楽天は3,278円のままで速度が変わりません。

直近3カ月のデータ使用量を見て、30GBを超えた月が一度でもあるなら、楽天に寄せたほうが結果的に安定します。逆に毎月きっちり25GB前後なら、308円を守る判断も合理的です。

料金プランやキャンペーンの条件は改定が入ることがあるので、申し込む前の最新の金額は楽天モバイルの公式サイトでも確認できます。

乗り換えで損をしないための「お金」と「日付」

ここがこの記事の中心です。乗り換えの解説記事の多くは「手数料は0円」で終わっていますが、実際にはお金がかかる人がいます。

そしてもう1つ、切り替える日付を間違えると1カ月分を余計に払うことになります。この2つを順番に潰していきます。

手数料は0円ではない:2026年7月以降にLINEMOへ加入した人は990円/1,100円

LINEMO公式のお知らせに、はっきり書かれています。2026年7月1日以降に新規契約またはのりかえ(MNP・番号移行)でLINEMOに加入した人が、回線提供開始月から12カ月以内に解約を申し込むと契約解除料が発生します。それ以前に加入した人は旧ルールで、加入した月に解約した場合を除いて0円です。

あなたのLINEMO加入時期とプラン楽天モバイルへ移るときの契約解除料
2026年6月30日以前に加入0円(加入した月に解約する場合を除く)
2026年7月1日以降に加入・LINEMOベストプラン・12カ月以内990円
2026年7月1日以降に加入・LINEMOベストプランV・12カ月以内1,100円
2026年7月1日以降に加入・12カ月を過ぎている0円

分かれ目は「どこから入ってきたか」ではなく「いつ入ったか」です。ドコモから入ろうがauから入ろうが、2026年6月30日以前の加入なら0円。2026年7月1日以降の加入なら、どこから入っていても12カ月以内は990円か1,100円がかかります。

なお解除料が0円になる例外は、LINEMOからソフトバンクまたはワイモバイルへ番号移行する場合と、8日間キャンセルの2つだけで、楽天モバイルへの乗り換えはどちらにも当たりません。

自分がどちらか分からない場合は、LINEMOのMy Menuで利用開始日を確認してください。ここを知らずに動くと、乗り換え月の請求で驚くことになります。

なおMNP転出手数料はかかりません。LINEMOから出ていくこと自体は無料で、有料になるのは2026年7月1日以降に加入して12カ月ルールに引っかかった場合だけです。

楽天モバイル側にかかるお金(事務手数料と1年以内解約)

受け入れ側の楽天モバイルにも、条件付きの費用があります。楽天モバイルは2025年4月1日以降の申し込み分が対象で、LINEMOは2026年7月1日以降の加入分が対象。どちらも「いつ契約したか」で適用が変わります。

楽天モバイル側の費用
  • 契約事務手数料は累計4回線目まで0円。同一名義で累計5回線以上になると1回線につき3,850円(2025年11月19日から)
  • 「累計」には2020年4月8日以降に契約した回線が全部入る。解約済みの回線も数に含まれる
  • 2025年4月1日以降に申し込んで1年以内に解約すると、解約事務手数料が最大1,078円。解約月の翌々月に請求される

ほとんどの人にとって、入るときの手数料は0円です。ここはLINEMOと比べて有利な点で、LINEMOに新規で加入すると事務手数料3,850円がかかります。

気をつけたいのは3つ目です。「楽天は縛りがないから、合わなければすぐ戻せばいい」という説明を見かけますが、1年以内だと最大1,078円がかかります。試しに契約して数カ月で戻す、という前提では計算が合いません。

結局いくらかかるのか(ケース別の合計)

ここまでの数字をまとめます。乗り換えの初期費用として実際に出ていくお金は、次のとおりです。

あなたの状況LINEMO側楽天側合計
2026年6月30日以前にLINEMOへ加入・楽天は4回線目まで0円0円0円
2026年7月1日以降に加入し12カ月超・楽天は4回線目まで0円0円0円
2026年7月1日以降に加入・ベストプラン・12カ月以内990円0円990円
2026年7月1日以降に加入・ベストプランV・12カ月以内1,100円0円1,100円
楽天モバイルが累計5回線目以降上記のとおり3,850円3,850円+LINEMO側

大半の人は0円で移れます。ただし0円になる条件がある、というのが正確な説明です。ここを確認せずに申し込むと、最初の請求で足がすくみます。

LINEMOは日割りなし。だから月末まで使い切る

ここから日付の話です。まず押さえるべきは、LINEMOは月の途中で解約しても日割り計算をしないという点です。公式の注意事項に明記されています。乗り換え元を問わない一般的な逆算の考え方は楽天モバイルの乗り換えタイミングは月末がベスト!損しない逆算術でも解説しています。

1日に抜けても31日に抜けても、その月の基本料は満額かかります。つまり早く抜けるほど損で、月末近くまで使ってから抜けるのが無駄がありません。

「もう気持ちは決まったから今日中に切り替えたい」という気分になりがちですが、月初にやると、使わないLINEMOの1カ月分を丸々払うことになります。

楽天の初月は日割りではなく「使った分」の段階課金

次に受け入れ側です。楽天モバイルの契約初月は、日割りではありません。ここを「日割りされる」と誤解している解説が多いのですが、公式FAQの表現は違います。

楽天モバイルの初月は「契約日から月末までに利用したデータ利用量に応じて精算」されます。日数ではなく、使ったギガで決まるということです。

この違いが効きます。楽天は段階制なので、月末に開通して残りの数日で使うデータが3GB以内に収まれば、初月は1,078円で済みます。

日割りだと「31日に開通したら1日分」という発想になりますが、実際は「31日に開通して3GB以内なら1,078円」です。金額としてはこちらのほうが有利になることが多いです。

「31日に開通したら3,278円」は本当か

この不安は実際に相談として出回っています。「31日に楽天を開通したら、その月も3,278円かかると言われた。月初開通のほうがいいと言われたが、月初だとLINEMOの料金も払うことになる」という内容です。

結論から言うと、月末開通が3,278円で確定するわけではありません。3,278円は無制限まで使い切った場合の上限額です。

31日に開通して、その日のうちに3GBを超えなければ1,078円。20GBまでなら2,178円です。データを使った量で決まる、という仕組みをそのまま当てはめるだけです。

ただし乗り換え直後は、初期設定・アプリの再ダウンロード・写真のバックアップなどでデータを大きく消費しがちです。開通作業はWi-Fiのある場所でやると、3GB以内に収まりやすくなります。

逆に月初に開通すると、LINEMOの当月分(日割りなしで満額)と楽天の初月分の両方を払うことになります。月末を狙う理由はここにあります。

21時の壁:月末最終日にやるなら何時までか

「月末が得」と分かっても、最終日の夜に手を付けると翌月開通になることがあります。楽天モバイル公式のLINEMO向けMNPページには、受付時刻が表で明記されています。

手続き当日中に完了する時間帯翌日扱いになる時間帯
電話番号の引き継ぎ(MNPワンストップ)申請0:00〜21:2021:21〜23:59(翌9:00以降)
MNP転入手続き(開通)9:00〜21:0021:01〜翌8:59(翌9:00以降)

実質的な締め切りは開通手続きの21時です。月末最終日の21時を1分でも過ぎると翌月1日の開通になり、LINEMOの翌月分が満額発生します。

金額にすると、ベストプランなら使用量に応じて990円か2,090円、ベストプランVなら2,970円。数分の差でこれだけ変わります。

もう1つ、公式の注記に「開通手続きが完了していない場合は、MNP予約番号の有効期限満了日の午前10時に自動的に回線が切り替わり、課金が開始される」とあります。放置しても勝手に切り替わる、という点は覚えておいてください。

物理SIMは20〜25日、eSIMなら月末最終日でも間に合う

ここで効いてくるのがSIMの種類です。物理SIMカードは郵送されるので、届くまで開通できません。月末最終日を狙うなら、配送が間に合わないリスクがあります。

タイミングの目安
  • eSIM … 月末最終日でも可。ただし21時までに転入手続きまで終わらせる
  • 物理SIM … 20〜25日ごろに申し込み、SIMが届いてから月末近くに開通させる

eSIM対応の端末なら、「スマホでかんたん本人確認」を使うことで最短3分で本人確認の審査が完了します。そのままmy 楽天モバイルアプリから開通まで進めます。

ただし「最短3分」は審査完了までの最短時間で、状況によっては1営業日ほどかかることもあります。最終日の20時50分から始めるような綱渡りはやめておいたほうが安全です。

LINEMOから楽天モバイルへの乗り換え手順【MNPワンストップ】

LINEMOから楽天モバイルへMNPワンストップで乗り換える5つの手順を図解したフローチャート
LINEMOから楽天モバイルへMNPワンストップで乗り換える5つの手順を図解したフローチャート

LINEMOと楽天モバイルはどちらもMNPワンストップに対応しています。つまりMNP予約番号を取らずに乗り換えられます。

申し込みから開通までの全体像は楽天モバイルのMNP転入は5ステップで終わるで確認できます。

楽天モバイル公式が案内している手順は5ステップです。順番どおりに進めれば、LINEMO側で解約手続きをする必要はありません。

STEP1 事前準備(対応端末・SIMロック・必要なもの)

最初に揃えるものは3つです。本人確認書類、楽天会員のユーザIDとパスワード、支払い用のクレジットカードか銀行口座情報。あわせて端末とSIMタイプも決めておきます。

本人確認書類の情報と楽天会員情報が一致していないと、審査で止まります。引っ越しや結婚で住所・氏名が変わっている人は、先に楽天会員情報を更新してください。

端末については、LINEMO利用者は特殊な事情があります。LINEMOはスマートフォンを販売していないので、いま使っている端末はSIMフリー端末か、他社で買ったものかのどちらかです。

つまり確認すべきは「LINEMOの前にどこで買ったか」だけです。楽天モバイル公式は、2021年10月以前に発売された製品は製品によってSIMロック解除が必要だと案内しています。

年式で一括に判断せず、楽天モバイル公式の「対応製品を確認する」ページで機種名から調べるのが確実です。ここで対応状況とSIMロックの要否がまとめて分かります。

STEP2 楽天モバイルに申し込む

楽天モバイル公式サイトから申し込みます。電話番号の選択画面で「他社から乗り換え(MNP)」を選んでください。ここで「新規」を選ぶと番号が引き継げません。

SIMタイプもこの画面で選びます。前章のとおり、月末を狙うならeSIM、余裕を持って進めるなら物理SIMという判断になります。

名義には条件があります。LINEMOの契約名義と、楽天モバイルで契約する名義が同一である必要があります。違う場合は、先にLINEMO側で名義変更を済ませてください。

STEP3 電話番号の引き継ぎ申請でLINEMOを選ぶ

申し込みが終わったら、my 楽天モバイルの「申し込み履歴」を開きます。「電話番号の引継ぎ(MNP)申請をする」をタップし、乗り換え元として「LINEMO」を選びます。

するとLINEMOのMNPワンストップ申請ページに自動で移動します。ここでLINEMO側の同意手続きを済ませれば、予約番号のやりとりは発生しません。

この申請の受付は0時から21時20分までが当日扱いです。21時21分以降は翌日9時以降の処理になります。申請が進んでいるか不安になったときの確認先は楽天モバイルのMNPワンストップ申請受付は正常?待ち時間と5項目チェックリストにまとめています。

STEP4 転入手続き(開通)

物理SIMなら配送物が届いてから、eSIMなら本人確認の審査が終わってから、「申し込み履歴」に表示される「MNP転入を開始する」をタップします。

これが実質の切り替えボタンです。9時から21時の間に押せば当日中に開通し、この瞬間にLINEMOは自動的に解約されます。

LINEMOのMy Menuで解約操作をする必要はありません。むしろ先に解約すると番号が引き継げなくなるので、絶対にやらないでください。

STEP5 APN設定とRakuten Link

開通したら、端末側の設定を整えます。機種によってはAPN設定が必要です。楽天モバイル公式に機種別の手順が用意されているので、それを見ながら進めます。

そしてRakuten Linkアプリを入れます。これを入れないと国内通話が無料になりません。標準の電話アプリでかけると30秒22円がかかります。

キャンペーンの10,000ポイントには「Rakuten Linkからの10秒以上の発信」が条件に入っています。アプリを入れた直後に、自分の別の番号や家族に1本かけておくのが確実です。

親が申し込んだときは、この条件を後回しにすると忘れると思ったので、その場で自分に電話をかけさせました。手続きが終わった安心感で放置してしまう人が多いところです。

MNPワンストップが使えないときは予約番号方式

楽天モバイル公式は、ワンストップが使えないケースを2つ明記しています。

  • MNP予約番号をすでに取得済みの場合
  • 楽天モバイルショップ(店舗)で申し込む場合

1つ目が落とし穴です。「乗り換えといえばまず予約番号」と思って先にLINEMOで発行してしまうと、ワンストップが使えなくなります。手順としては遠回りになるだけです。

すでに取ってしまった人、または店舗で申し込む人は、予約番号方式で進めます。LINEMOのMy Menuから発行でき、受付は24時間・年中無休です。

ただし20時以降の発行受付は、翌朝9時以降に順次SMSで通知されます。有効期間は発行当日を含めて15日間で、楽天モバイルのWebから申し込む場合は有効期間が7日以上残っている必要があります。

予約番号方式でも、移転先での契約手続きが完了した時点でLINEMOは自動的に解約されます。LINEMO側で解約手続きをする必要がないのは、ワンストップと同じです。

やりがちな失敗9つ(チェックリスト)

LINEMOから楽天モバイルへ乗り換える前に確認したい9つの注意点をチェックリスト形式でまとめた図
LINEMOから楽天モバイルへ乗り換える前に確認したい9つの注意点をチェックリスト形式でまとめた図

ここまでの内容を、申し込む前に確認できる形にまとめます。すべて公式情報から導けるつまずきです。

申し込む前のチェックリスト
  • 先にLINEMOでMNP予約番号を取っていないか(取るとワンストップが使えない)
  • 店舗で申し込もうとしていないか(店舗もワンストップ対象外)
  • LINEMOと楽天モバイルの契約名義は同じか
  • 楽天会員情報と本人確認書類の情報は一致しているか
  • 月末最終日の21時までに転入手続きを終えられるか
  • 物理SIMを月末ぎりぎりに申し込んでいないか(配送が間に合わない)
  • Rakuten Linkから10秒以上の発信を済ませたか(ポイントの条件)
  • ポイントの受け取り手続きを忘れていないか(期限切れで失効する)
  • 2026年7月1日以降にLINEMOへ加入して12カ月以内ではないか(契約解除料990円/1,100円)

使えるキャンペーンと、端末を同時に買うといくらになるか

LINEMOからの乗り換えは「他社から乗り換え(MNP)」に当たるので、楽天モバイルの主要なキャンペーンが対象になります。

ただし条件の見落としで対象外になる人が多いところでもあります。以下の内容は本記事執筆時点のもので、キャンペーンは改定が入ります。

初めてお申し込みキャンペーン10,000ポイントの条件

基本になるのが「Rakuten最強プランはじめてお申し込み特典」です。他社から乗り換えで10,000ポイント、新規の場合は7,000ポイントになります。

適用されるには、次の4つをすべて満たす必要があります。1つでも欠けると対象外です。

10,000ポイントの適用条件(4つすべて)
  • キャンペーンページからエントリーする(エントリーと同じ月に申し込むこと。申し込み後のエントリーは対象外)
  • Rakuten最強プランまたはRakuten最強U-NEXTにMNPで申し込む
  • 申し込みの翌月末日23:59までにプランの利用を開始する
  • 同じ期限までに、Rakuten Linkアプリからの発信で10秒以上通話する

いちばん多い取りこぼしが1つ目です。「ここから申し込めばいいんでしょ」と条件を読まずに進めて、エントリーを飛ばしてしまうパターンです。

申し込んだ後にエントリーしても遡って適用されません。順番が固定されている条件なので、申し込みボタンを押す前にエントリーを済ませてください。

この特典は一人1度限りです。またRakuten最強プラン(データタイプ)は対象外で、そもそも2026年3月5日から新規申し込みの受付が一時停止されています。

ポイントは分割で入る。受け取り手続きを忘れると失効する

ここは私も実際に確認しているところです。ポイントは一括では入りません。3,000・3,000・4,000と3回に分けて付与されます。

しかも自動で口座に振り込まれるようなものではなく、自分で受け取り手続きが必要です。条件を達成した翌々月末日ごろから、受取通知が順に届きます。

「受け取れる期限」と「受け取ったポイントの有効期限」は別物です。受取期限は各通知から2カ月後の月末まで、受け取ったポイント(期間限定ポイント)の有効期限は通知日から3カ月後の月末までです。

つまり「10,000円もらえる」という感覚でいると、使いきれずに終わります。期間限定ポイントなので、届いたら早めに使う前提で考えておいてください。

端末セットの実質価格(「1円」表記の中身)

端末も一緒に買い替えるなら、金額の動く幅がいちばん大きいのがここです。他社から乗り換え+楽天カードの48回払いという条件で、次のような価格が案内されています。

機種1〜24回目25回目以降ポイント(回線特典と合計)
iPhone 17e(256GB)月1円月4,549円最大21,000ポイント相当
iPhone 16e(128GB)月1円〜月4,365円〜最大16,000ポイント
iPhone 16(128GB)月500円〜月5,404円〜ー
iPhone 17ーー最大36,000円相当
Android対象機種ーー最大23,000ポイント

「月1円」という表記は、25回目に端末を返却することが前提の仕組みです。返却しない場合は25回目以降の金額を払い続けることになります。

iPhone 17eなら25回目から月4,549円です。24回目まで1円だからといって、総額が24円で済むわけではありません。48回払いには楽天カードが必要な点も条件に入っています。

Androidにも、対象機種を1円または22,000円値引きで買えるキャンペーンが別に用意されています。私の親はMNPと同時購入でOPPO A5 5Gを1円で買いました。22,001円の端末に22,000円の値引きが入った形です。

ただしこのAndroid特価は、公式に「本キャンペーンとその他のキャンペーンは併用不可」と明記されています。つまり1円端末を取ると、回線の10,000ポイントは対象外になります。

端末を1円で買うか、回線ポイントを取るか。どちらが得かは端末の値引き額とポイント数を並べて比べる話で、自動的に両方もらえるわけではありません。この比べ方は楽天モバイルの乗り換えと機種変更は同時申し込みが一番お得な理由で詳しく扱っています。

LINEMOから楽天モバイルへの乗り換えに関するよくある質問(FAQ)

LINEMOの解約手続きは別途必要ですか?

不要です。楽天モバイル側で転入手続き(開通)が完了した時点で、LINEMOは自動的に解約されます。My Menuで解約操作をする必要はありません。ただし解約月の基本料は日割りにならず満額かかります。2026年7月1日以降にLINEMOへ加入して12カ月以内の場合は契約解除料も発生します。

MNP予約番号は必要ですか?

LINEMOと楽天モバイルはどちらもMNPワンストップに対応しているので、予約番号なしで乗り換えられます。むしろ先に予約番号を取ってしまうと、ワンストップが使えなくなります。楽天モバイルの店舗で申し込む場合も予約番号方式になるので、この2つに当てはまらないなら取らないでください。

即日で乗り換えられますか?

eSIMを選び、9時から21時の間に転入手続きまで進めれば当日中に開通できます。物理SIMカードは郵送を待つため即日にはなりません。21時1分から翌8時59分の間に手続きした分は、翌日9時以降の開通になります。審査状況によってはさらに時間がかかる場合があります。

LINEのトーク履歴や年齢確認はどうなりますか?

電話番号が変わらないMNPで端末もそのまま使うなら、トーク履歴は残ります。端末を同時に買い替える場合はバックアップと復元が必要です。年齢確認は楽天モバイルでも楽天IDを使って行えます。LINEアプリが11.4.0以降であることが条件で、未完了だとID検索などが使えません。

LINEMOを短期で解約するとブラックリストに載りますか?

各社の審査基準は公表されていないため、事実として確認できません。確実に言えるのは、2026年7月1日以降にLINEMOへ加入した人が12カ月以内に解約すると契約解除料990円または1,100円がかかることです。2026年6月30日以前からの利用者は、加入した月に解約する場合を除いて0円です。この期間を過ぎるまで待つかどうかは、毎月の差額と比べて判断してください。

LINEMOから楽天モバイルへの乗り換えまとめ

スマートフォンとカードで申し込み手続きをする様子

LINEMOから楽天モバイルへの乗り換えで押さえるべき点を、もう一度並べます。

この記事の要点
  • 月10GB超〜20GBなら楽天が月792円安い。3GB以下でも家族割か通話オプションがあれば楽天が安くなる(20〜30GBちょうどだけはLINEMOが308円安い)
  • 手数料は0円ではない。2026年7月1日以降にLINEMOへ加入した人は12カ月以内なら990円か1,100円がかかる
  • LINEMOは日割りなし、楽天の初月は使った量で決まる。だから月末の切り替えが有利
  • 月末最終日にやるなら、開通手続きは21時まで。物理SIMは20〜25日に申し込む
  • 先にMNP予約番号を取らない。取るとワンストップが使えなくなる

月10GBを超えて20GBまで使う人なら、LINEMOから楽天モバイルへ移すと月792円、1年で9,504円下がります。30GBを超える月がある人は、月3,278円のままデータ容量を気にせず使えるのも大きな違いです。

ただし、2026年7月1日以降にLINEMOへ加入して12カ月以内なら、990円または1,100円の契約解除料がかかります。直近のデータ使用量と利用開始日を確認し、それでも楽天モバイルのほうが合うなら、乗り換える理由は十分です。

現在のキャンペーンと、今のスマホがそのまま使えるかを公式サイトで確認してみてください。

\今使える特典と対応端末を確認/

/月額料金と乗り換え条件を公式でチェック\

この記事の情報源

この記事の料金・手数料・手続きの内容は、楽天モバイルとLINEMOの公式ページを確認したうえで書いています。そこに、私が楽天モバイルを使ってきた範囲の経験を加えました。

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この記事を書いた人

"万能な格安SIMは存在しない"

格安SIM歴8年・10社以上を実際に契約してきた40代パパが、
スマホ代を月12,000円から3,000円まで削減した経験をもとに、
MNP乗り換えとスマホ選びの本音情報を発信しています。

mineo・楽天モバイル・IIJmio・UQモバイル・モンスターモバイルなど、
自分の足で使い倒してきた格安SIM・ポケットWiFiの本音と、
徹底リサーチしたスマホ端末情報を、等身大の言葉でお届けします。

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